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音楽ボランティア活動をしています。現在の会員数は十名で、主に高齢者福祉施設等への訪問、地域のイベント（祭り等）、敬老会後のアトラクション参加及びコンサート等、年間七〜八回の演奏活動を行っています。また、日頃の練習は、毎週月曜日と水曜日の夜、久米公民館で行っています。

平成九年九月、当時社会人吹奏楽団メンバーのうち五十歳以上の者が退団し、新たに九名で現在の軽音楽バンドを立ち上げました。これは、当時ボランティア活動の要請が多かったことと同時に社会人吹奏楽団の若返りを図るためでもありました。
途中、会員の年齢制限を無くしたりもしながら演奏活動を続け、今年九月にはバンド結成後最初の出演である平成十年四月から数えて丁度百回目の出演を記録することとなりました。

私たちのバンドの特徴の一つは、演奏のジャンルが幅広いことです。ジャズから演歌まで、時にはクラシックから童謡も演奏します。これは、メンバーの嗜好とも関係しますが、今まで自分の好きでなかった分野の音楽の新たな魅力が発見できたり、結構面白いものです。
演奏の中心は、和洋を問わず昔懐かしい曲が多いのですが（これがバンド名の由来ともなっています）、最近出演の多い敬老会のアトラクションで、参加者の方から、「昔のことを思い出し、懐かしい気持ちにしてもろた。ありがとう。」と涙まで浮かべて言ってもらった時など、思わずジーンとなりやってよかったと感動します。
練習は単調に思えたり、辛いと感じる時もありますが、やはりこうした感動や、うまく演奏できた時の喜び、そして仲間とのつながりが活動を続けられてきた大きな要因だろうと思います。

音楽は、「心のメッセージ」とか「人と人との架け橋」とかよく言われます。
私たちも今後、更なる交流を深め、本物のメッセンジャーになれるよう研鑽を積んでいくつもりです。